スポーツスターのキャブの外し方。オーバーホールの手順

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スポーツスターのキャブの外し方。オーバーホール①

だいぶ冬になり、気温もぐっと下がった12月。バイクに乗るのが辛くなってくる時期ですね〜。

特に古いバイクの方々はご近所の目を気にしながらエンジンを一生懸命かけたり、暖気をしたりと特に手間のかかる時期ですね。

で、そんな中でもスポーツスターは燃調が薄かったりしてさらにエンジンは温まらんし、マフラーやエアクリを見た目だけで変えて余計調子悪くしてしまったり…バイクは調子よく、カッコよく走ってもらいたいですよね。そしてキャブレター車は「最新」でも10年前の車両。そろそろキャブレターを開けてみてもいいかもしれません。スポーツスターはキャブが一個だけなので超簡単で楽チンです!

というわけで、

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スポーツスターのキャブレターを外してみよう!

<主な使用工具>







インチ工具セットは一つもっておいたほうが良いです。格安メーカーもありましたが、クチコミ等から判断し、ある程度信頼出来るデイトナ製にしました。
あと、キャブをバラす時はヘボな道具でヘボなやり方をすると、すぐネジを舐めてしまいます。高価なものは不要ですが、少なくともサイズがきちんと合っていて、力が正しく伝わるものにしましょう。あと、ラスペネは結構効きました。

ガソリンをオフにしましょう。オフにして少しエンジン回してキャブ内のガスを使い切ってしまうとあとで溢れる量が少なくなります。

まずはエアクリを外します。

3/16のヘックスで2つ緩めて開けます。

次に、ここは道具が合うか微妙ですが、ブリーザーボルトが薄いディープソケットみたいなのでないと入らないかもしれません。僕はミリ工具(確か14mm)のディープソケットがどうにか使えたのでこれで外しました。

CVキャブご対面!

アクセルワイヤーのゴムのカバーを向いて、緩められるようにしましょう。小さい六角を緩めて動かします。回す方向を間違っても逆に回すだけですので、恐れず慌てずくるくるしましょう。

チョークをブラケットから外します。

ガソリンが溢れるので、ウエスを引く等して、フューエルホースを抜きます。この際、純正だとかしめたホースバンドで緩められないので、潔く破壊します。ギターやベースの弦を切る程度のニッパーではきつかったです…戻す時は汎用の10mmくらいのネジで締められるバンドを買いましょう。

写真がなくて申し訳ないのですが、アクセルワイヤーをキャブから外します。ちょっと外しにくいかもしれませんが、アクセルワイヤーを緩めて丁寧にやれば簡単に取れます。

インマニにはささっているだけなので、そのまま抜いて取り外し完了。

引っ張ると抜けます。

インマニにゴミが入るのが嫌だったので綺麗なビニールを突っ込んでおきました笑

まずはキャブ上部のダイヤフラムを外します。+ドライバーで、舐めないように4隅を均等に緩めていきます。そして、中にはバネが入っていますので飛び出さないように必ず押さえながらネジを緩めてください。

びよーん。

蓋を開けてバネを取り出しダイヤフラムの確認。破れてないけどなんか焦げてる…

細やかな部品も多く、また、清掃のスペースも必要なので100円ショップで料理用のバットを買ってきてここに全ておきました。

キャブレタークリーナーは清掃効果は高いですが、ダイヤフラム等のゴム部品を痛めることが多いので、ゴム部品には気をつけましょう。

あ、チョークケーブルも回せば取れるので外しちゃいましょう。僕のチョークケーブルは買った時からノブが壊れていたのでようやく普通に使えるように…

汚いので、歯ブラシとキャブクリーナー、パーツクリーナーを使って清掃。

そして、ネジを舐めやすいフロート室を開けます。硬い時はラスペネ吹いて放置したり、ショックドライバーを試したり、無理に回して舐めないようにしましょう。特にドライバーのサイズがあってないのに頑張ってしまうと危険です。ドライバーは押す力が70%で回す力が30%が適切らしいです。僕は8割くらい押してます笑

パカ!

上記画像真ん中、一番出っ張っている金色のものが「メインジェット」です。
その右隣の穴に「スロージェット」が入っております。
そして、一番奥の飛び出ている筒部分の中に「ミクスチャースクリュー」が入っています。

ミクスチャースクリューはアメリカでは調整禁止のため、純正だと蓋がされています。蓋がされてある場合は、ドリル等を使って蓋を破壊したり、外したりしましょう。

フロートピンが固すぎて色々試しても、外すことができなかったので今回は放置。細いピン探して今度試そうかな。

で、この時はエアクリも買える予定だったので48番(純正42から2つあげ)のスロージェットをブチ込む!さようなら燃費…

そしてガスケットを交換して元に戻します。この時、ガスケットが噛まないように注意しましょう。ガソリンが漏れたり不調の原因になります。写真を撮る都合上こんな形ですが、きちんと両手で丁寧にやりましょう。ガスケットやOリングがずれてやりづらい場合は奥の手としてゴムに影響を与えないシリコングリース等をほんのすこしつけて位置決めすることもたまにやります。

あと、このフロートチャンバー下部に丸い「加速ポンプ」が入っているので、こちらも同様に開けて清掃と部品交換を行いましょう。

そして、上部のダイヤフラムも元に戻します。ダイヤフラムのゴムを蓋をするときに噛み込むと、キャブがパシュパシュとくしゃみ連発で調子が非常に悪くなります。また、ダイヤフラムを破いてしまうとゴムだけでなくスロットルバルブごとなので高価です。耐熱耐油等のシリコンで補修される方もいるみたいですが…

なので、丁寧にきちんと取り付けましょう。せっかく清掃して部品を交換してもここをミスれば調子は最悪です。

で、蓋を閉める時にアイドルスクリューも忘れずに。こんな位置でついてますよ!

CVキャブちゃん完成。 

①アクセルワイヤーを取り付け
②チョークをブラケットの方へ取り出す。(固定はまだ)
②フューエルホースにバンドをさして取り付け
④インマニにキャブを差し込む
⑤チョークをブラケットへ固定

という流れでキャブ自体は取り付きます。

そして、超重要。緩めたアクセルワイヤーを調整します。確認するのは、

①アクセルを全開にしたらきちんとキャブ側も開ききってますか。
②アクセルを離した時、スパっ!とすぐに戻りますか。
③多少の遊び分はありますか。

を必ず確認しましょう。アクセルが戻りづらいと危険です。

で、僕はこのままミクスチャーの調整を行いました。この状態なら手が入りますからね!

この時のセッティングはメインジェット180,スロージェット48,ミクスチャー2回転半でした。外す時の画像は純正でしたが、エアクリは社外品のラウンドエアクリーナーにしています。(別記事に書きます。)
マフラーはメーカー不明のスラッシュカットサイレンサー。

かなり濃いめセッティングで、暖気時間も短く低回転は純正より若干トルク感が増し、乗りやすくなりました。

今はスローを45に落としてますが、むしろ冬の方が48にすべきだった…

で、エアクリを元に戻し、(写真だと純正から変わってしまってますが…)完成。

僕の場合、写真を撮りながらコーラを飲んで、のんびりやって3時間くらいでした。もう一回、写真を撮らずにやれ!と言われたら1時間そこそこでキャブ清掃や部品交換のオーバーホールはできます。

ガソリンやらキャブレタークリーナーやらいろいろあるのでタバコを吸いながら作業はやめましょう。

冬用にジェットを変えたり、春先に向けてオーバーホールしたり、皆さんのバイクが気持ち良く走れますように!

それでは、Godspeed you!