アトマイザーから茶色い水滴…Vapeって吸って大丈夫なの?

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Vaper、特にRDAを利用されたことのある方だと一度は経験したことのある、

キャップ裏の茶色い水滴

ドリップチップやエアフローから結露して出てきた水滴が茶色い…

「俺、これ吸ってんのか?」

と不安に思う方も多数いらっしゃると思います。そこで今回は、「なんで透明なリキッド吸ってんのに茶色の水滴がついてるの?」や「Vape吸ってても大丈夫なの?」

という疑問を個人的に調べてみました。

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vapeの茶色い水滴…吸って大丈夫なの?

Vapeの茶色い水滴の正体

率直に、結論を言うと茶色い液体は酸化したグリセリン等です。

「等」ってなんやねん!ということですが、まずはリキッドの原料からおさらい。

世に出回るVape用リキッド(E-Liquid)の主成分はVG(vegetable glycerine:ベジタブルグリセリン)とPG(propylene glycol:プロピレングリコール)をベースに香料(フレーバー)を添加したものになります。

そして、リキッドの成分の多くを占めるベジタブルグリセリンですが、植物由来と石油由来に分けられるグリセリンの「植物由来」にあたります。

この植物由来のグリセリンには不純物の油脂や脂肪酸が多く含まれており、加熱することによってこれが酸化し茶色く変色し、透明だったリキッドも結露した際に茶色くなってしまっているのです。ですので「タール」のような物質が入っているわけでなく、酸化したグリセリンが「茶色い液体」の主成分ではないかと考えられます。

また、他の香料やニコリキの場合それも加熱されることで変色する可能性があるので、グリセリン「等」が酸化した物質だと考えられます。

じゃあ吸ったら肺や部屋が茶色くなってしまうの?

これはすごく気になったので、個人的に実験してみました。

実験したのは
①ドリッパーから直接気化させたミスト
②一度吸って吐き出したミスト
の2つをジップロックのような袋に詰めて、適当に時間をおいて、温度が下がった後にどうなるかを見ていきます。

まずはドリッパーから直接焚いたミストを袋に詰めていきます。利用したリキッドは超絶クセになるピーナッツリキッド「4Horsemen」。これをドリッパーで40Wくらいでミストを発生させます。吸う前のミストの状態です。余談ですがこのピーナッツリキッドは本当に手元にあるとずっと吸ってしまいます。笑

次に、同様に「4horseman」を一度吸ってから、ストローでジップロック内に吹き込み、吸った後のミストを袋詰めにします。

で、そのジップロックを適当に放置して、温度が下がって行った際に茶色く変色するのかどうかを調べました。

結果がこちら。左上がドリッパーから発生したミスト。右下が一度吸って吐き出したミストです。

特に変色とかはなく、水蒸気や気化した成分が水滴として袋の中に存在しているだけです。なので、ミストが肺や壁をタバコのように茶色く染める可能性は低そうです。

じゃあなんでアトマイザーには茶色の汚れが付着すんだよ!?

という疑問ですが、おそらく、「グリセリンの蒸気」はほとんど発生せず、吸っていないから。」ではないかと考察します。

グリセリンの気化する沸点は「290度」です。温度管理をされたことがある方だとわかるかと思いますが290度はかなりの高温です。プロピレングリコールは188度、リキッド中に存在する水分の沸点は100度です。なので、おそらくvapeした時に出るミストの成分のほとんどは水分なんではないでしょうか。

ただ、お湯が70度でも湯気が出るように、一部のグリセリン分子は気化しています。気化したグリセリン分子が熱いコイル付近から上昇して、急激に温度が下がったり、温度の低いアトマイザーのキャップに触れることで冷却され、結露した結果、アトマイザーのキャップは茶色いけど、吸ったらミストは茶色くない。という状態になっているのかな、と思います。経験あると思いますが、透明なリキッド使ってるのに使い終わったらウィックが茶色く湿っている、というのも熱せられたグリセリンが気化せず、液体のまま酸化してしまったからではないかと思います。

まあ、僕は機械屋とシステム屋みたいなもんですから、高校化学の知識でしか語れませんが笑 個人的な考察なので医薬品メーカーとか化学に強い人がいたら僕にも教えてください。笑

じゃあVapeは吸って大丈夫なのか?

vapeの害については、イギリスでは「e-cigallets(vape)はタバコより95%安全」との厚労省の報告があり、政府が禁煙補助として認可しております。(参考:UK regulators licence BAT e-cigarette as quit-smoking medicine)

ですので、タバコより害が少なく安全。という信頼出来る情報は少なくとも1つあります。

それでも、とりあえず成分ごとに確認をしてみると、

VGについては体内への摂取(経口摂取)で害はありません。ただ、glycerine=glycerolは飲むとお腹を下す可能性があります。

(余談:化学式にヒドロキシ基-ohが付く、”ール”という名前のものは、甘く、お腹を緩くしやすいものが多いです。-oh基が近接していると甘味があり、保水性があるためお腹を緩くする、ガムの「キシリトール」とか。と高校時代に予備校で聞いた。)

ただし、肺からの摂取については不明で「完全に安全」というようなことが明示されていないのも事実です。

また、PGについては毒性もあり、発がん性もある可能性が指摘されています。ただ、PGの半数致死量(投与した動物の半数が死ぬ量)は18g-24g/kgであり、50kgの体重の人であれば1度に約900g以上のPGを摂取が必要です。さらに、このPGはおにぎりや弁当、たらこやウインナーといった食物の保存にも用いられている場合があり、vapeが危険という以前に「コンビニのおにぎりやタラコは危険」という議論になります。

考え方は人それぞれですが、僕はそんなに気にしなくてもいいかな、と思います。震災以降、「放射線」の危険性について語られる場面が増え、必要以上に忌避する方もおりますが、僕は去年50回以上飛行機に乗ったので平均よりも放射線を浴びてるし、パイロットさんやCAさんも搭乗回数が制限あるのだろうけど普通の人より多く浴びています。放射線技師さんもそうです。もっと言うと普通に生活してるだけで日本より放射線を浴びている国もあります。当然、放射線は危険があり、あまり多く浴びないに越したことはないと思いますが。

お酒だって、食塩だって、砂糖だって、揚げ物だって、国道沿いを歩くことだって、お日様だって、すべて病気の原因になりうる「毒」です。

ですが、どれもこれも、「程度の問題」なのであって、ニコチンのように2ml舐めたら死ぬかも、みたいな毒ではないのです。「コンビニ食品は毒!揚げ物は毒!」と言っている人が国道沿いをジョギングしていたり、飲酒したり、夏の海で日光を燦々と浴びていたら、それも危険なのでは?とツッコミたくなります。無菌室で生活して点滴で栄養をとるレベルでないと「完全な安全」なんてないのです。

と、話が大幅に逸れましたが、個人的には「普通にVapeしててもいいんじゃないか」と思います。冒頭のイギリス政府の研究データも安全と言っているし、普通に吸っている分には突然大きな害があるほど影響もなさそうです。ただ、Vapeの歴史はまだ浅いので、長期間の慢性的なvapeが原因で病気になる、という可能性はゼロではありません。「余計なリスクを取りたくない」と思う方はvapeをやめたほうがいいかもしれません。

と、いろいろ書きましたがいかがでしょう。個人的には実験して吸ったミストが茶色く変色しなかったことに安心感を覚えております笑

「タバコより95%害が少ない」とイギリスでの発表はありますが、逆に5%は害があるとも取れるわけで、特にニコチンをガンガン入れてガツガツ吸っていたら、影響はありそうな気もします。「長期的なvapeでの健康への影響がわからない」とか「VGやPGの喫煙の安全性」など気になる点があるのも事実です。ただ、日光浴も食塩も砂糖も飲酒もスケボーもバイクも、何らかの健康リスクはあります。それを全て気にする方が体に毒だと思うので、自分の思うペースでvapeも楽しめばいいんじゃないかなと思います♪

皆さんも楽しく、美味しいvape lifeを!

ではGodspeed you!

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